物件名 | : | 引地歯科医院 | |
所在地 | : | 広島県広島市西区草津新町2丁目15-19 | |
主要用途 | : | 歯科医院 | |
用途地域 | : | 第一種住居地域、防火指定なし | |
構造 | : | 鉄筋コンクリート造一部木造 | |
階数 | : | 地上2階 | |
最高高さ | : | 7.250m | |
最高軒高 | : | 6.350m | |
前面道路 | : | 北側6.250m | |
敷地面積 | : | 227.750m2 | |
建築面積 | : | 124.390m2 | |
延床面積 | : | 212.090m2 | |
設計期間 | : | -年-月-日〜-年-月-日 | |
工事期間 | : | -年-月-日〜2008年5月7日 | |
担当 | : | 中薗哲也 | |
構造設計 | : | – | |
設備設計 | : | – | |
写真 | : | 矢野紀行 | |
受賞 | : | 2010年 日本建築学会作品選集 | |
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敷地は、広島市の南西部に位置し、住・工・商の混在する地域のなかにある。 この計画は、既存の歯科医院が、2階に診療室があり階段で上がらないといけない等、機能的に様々な問題が生じているため、その敷地内に建て替えるという計画である。 クライアントからは、既存の建物で診療を行いながら、駐車場として利用していた残りのスペースに新築を行い、一週間程度の引っ越し期間の後に診療を再開させたいということ、将来の診療スタイルの変化に対応できるように改修可能な建物としてほしいという二つの条件を出された。 既存駐車場のスペースに、隣地に面する三面にコの字型のコンクリートの自立壁を建てる。 地震力はそれのみに負担させ、スラブ・それを受ける柱・梁を木造にすることにした。 新築建物の北側を木造のスケルトンとすることで、既存建物解体後の二期工事部分との接続を速やかに簡易に行い、木フレームの隙間から北側の安定した豊富な光を、診療室に届けることができるようになった。 木はコンクリートや鉄と比べてその性質上、足す、引く等の加工が加えやすく、さらにその部材を人力で持ち運ぶことができるので、建物の利用スタイルの変化に容易に対応できる。 さらにこの計画では、短期荷重を外周の三面のみで負担させているので、その可変性は更に向上できたと考えられる。 -中薗哲也-
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